■朝御饌の儀の風景です!

高盛(朝御饌の儀)

高盛とは、まだ神社に床が張られていなかった平安朝以前、
礼式は立礼で神饌も立体的であった姿がその語源と言われている。
高盛は出雲の住民が天使大明神に五穀(米・麦・粟・黍・豆)豊穣を祈念して
秋の感謝の祭事を行う時、海の幸として鰑
(するめ)・飛魚・鱪(しいら)など
野の幸として米・豆・芋・大根などを神前に供えていた古事に習い
北白川「天使大明神」が「北白川天神宮」と改められた
1673年(江戸・寛文13年)頃より白川の里人か創製した神事である。
高盛神事の祭式は寛文年間の頃、北白川に住んでおられた照高院宮道光親王が
村人に教示され、今日に伝えられている。
なお、高盛の原型を継承しているのは、奈良の春日大社の摂社・葛城山若宮神社の
春日若宮おん祭り(12月17日)・桜井市の多武峰談山神社・京都にあっては
東寺の御供えとともに、ここ北白川天神宮だけで誠に貴重な風習である。


朝御饌の儀

朝御饌献饌の儀とも言われる朝饌奉納行事は、毎年十月の第一日曜日
午前8時、北白川天神宮万世橋前広場から大鳥居をくぐり長生殿前までの
約100mの間を行列する。
行列には黒木綿の小袖紋付・赤紫の丸帯・榛の木皮で染色した赤前垂れ
足元は白足袋藁草履の女性4人がそれぞれ朝饌を槽に入れ頭に載せて歩行する。
先頭は米三升を炊き上げた盛相を戴く未婚女性
2番目には高盛(小芋・大根膾・鰑膾)を戴く未婚女性
3番目は新米三升を飯盆に入れたものを戴く成人女性
最後尾は柿・栗・枝豆を戴く成人女性によって構成さてれる。


高盛の種類

高盛は直径15pの土器に、里芋・大根膾・鰑膾をそれぞれ約40pの
円錐形に盛る。
里芋の高盛は土器に味噌をつなぎとした小芋を14〜16段の円錐形に盛り付ける。同じく大根膾・鰑膾を円錐形に盛り付け、これらの三種を三方台にのせ槽に入れる。槽の中の前には豆腐と白酒と飛魚、後ろには鱪をかざる。
なお、里芋は新石器時代(縄文時代)日本を含めた東南アジアの亜熱帯地域でも
東南アジアと同様に、芋を食する農耕文化が存在しており、里芋を神に供える
信仰の食物としていたのが、北白川では高盛という形態でのこっている。

 

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